はじめまして。そうでない方はいつもありがとうございます。イカロスと申します。
ランクバトルに潜っていた皆さん、シーズン16お疲れ様でした。
この度はポケモンSVランクバトルシーズン16において、初のレート2000超えを達成しましたので、その記念・記録として構築を記事に残したいと思います。
目次
成績&レンタルパーティ
TNレイ 最終461位 & レート2006
500戦以上かかっていることから分かる通りめちゃくちゃ苦戦しており、2000達成時点でも構築が迷走していました。特にオーガポンとアシレーヌはラスト5試合しかパーティに入れておらず、選出に至っては一度もしていないため、練度的にも自分自身納得がいっていない構築です。
ので、レート2000達成時の並びをレンタル①、最も手応えがあり1900帯でもそれなりに戦えた並びをレンタル②として、2種類のパーティを公開します。おすすめはレンタル②の方です。
レンタル①:レート2000達成時 XF55L6
レンタル②:完成度的にこっちがマシ 1WRF6S
①②ともに前半3体は同じ型です。
レンタルパーティは少なくともレギュFが終わるまでは残しておきます。
構築経緯
カジュアルバトルで同じ人のイエカシラオオニューラに3連続でボコられたことをきっかけに、自分でもこの並びを使い始める。
「イエカシラオオニューラ」はイエッサンでサイコフィールドを貼り、ブーストエナジー持ちのテツノカシラと、サイコシードでかるわざを発動させるオオニューラのダブルエースで畳み掛けていくという構築。
特にイエッサンとカシラが使用するワイドフォースは実質威力234の大技と化し、それが大きな強みとなっている。
また神速、不意打ち、真空波などの先制技が飛び交うランクバトル環境において、サイコフィールドの効果によって「先制技が効かない」高速エースを使えるという強みは他にはないものであり、実際にランクに潜る際にも充分軸になり得るとしてイエッサン+テツノカシラ+オオニューラはまず確定。イエッサンはワイドフォースとアンコールをオスしか習得できないためオスで採用。
イエカシラオオニューラ選出では初手のイエッサンが読まれて無償突破されやすく、また裏のマルチスケイルのカイリュー、タスキ持ちなどの相手が厳しい点からステルスロック要員も必要。当初ステロ枠はタスキ霊獣ランドロスとHBオボンブリジュラスの2枚編成。前者はそれなりのアタッカー性能と挑発の撃たれづらさ、後者は対パオジアン性能が優秀であったが、編成の窮屈さ(≒裏選出の組みづらさ)が気になり、ステロ要員は結局1枠に。ステロ枠にいろいろなポケモンを試し、試行錯誤の末最終的に構築に残ったのは怯み対策の精神力タスキコノヨザル。
軸3体、特にテツノカシラの型はコロコロ変えていたので、残る2枠はそれを補完するポケモン。この2枠もエースの型に応じてコロコロ変えていた。イエ+カシラ+オオニューラ、ステロ+イエッサン+カシラorニューラの選出がいずれもできない際のプランCとしてステロ@2の形で自然にまとめるのが理想系であったが、この部分は最後まで迷走しており、結局完成しなかった。
最終的には受け回しを重点的に見ようとした剣舞炎オーガポンと瞑想身代わりアシレーヌになっている。
最初は軸3体を汎用性重視の型にしていたが、レート帯が上がるとアイススピナーやミストフィールドなどこちら視点で見えづらい対策が増えてきたため、無理なものは無理と諦めて、特に対策のないスタンパ*1に対しての勝率を上げる方向にシフトしていった。
個体紹介
イエッサン♂@グランドコート
特性:サイコメイカー
持ち物:グランドコート
テラスタイプ:エスパー
性格:おくびょう
努力値:B4 C252 S252
実数値:135-63-76-157-115-161
技:ワイドフォース/マジカルシャイン/アンコール/いやしのねがい
<調整>
C:ワイドフォースでH4振りカイリューがステロ込み中乱1(50%)、テラスワイドフォースで同カイリューがステロ込み確1
サイコフィールド展開要員。
持ち物はグランドコート(フィールドが5ターン→8ターン)で確定。イエカシラはこれでないと成立しない。
イエッサンの強みは高火力のワイドフォースによるアタッカー性能にあり、戦況によってはエスパーテラスを切り自らがエースになる。
与えたダメージから相手の型を推測するための偵察要員でもある。例えば、赫月ガチグマに対してワイドフォースが5割前後しか入らなければチョッキなので、あくびのケアは要らない といった具合。
技構成はワイフォ/マジシャ/アンコ/癒しの願いで完結していると思っている。イエッサンに対してパオジアンを投げてくるプレイヤーが多かったので、よく交換読みのマジシャで倒していた(ステロ込みで75%の乱1)。癒しの願いは回復効果をガン無視してただの退場技として使っていた。無理やりフィールドターンを残せるほか、あくび展開や炎の渦から抜け出せるなどの利点もある。
エスパー/ノーマルという複合タイプのおかげでメガネハバカミがシャドボでこだわれないため、一貫切りという点でも裏のテツノカシラにとってありがたい存在だった。
パオの氷柱落としやランドの地震を調整先にした耐久寄りの配分も一応考えたが、氷柱の怯みや噛み砕く採用のパターンを考慮すると意味をなさないのと、先述のアタッカー性能を重視したかったので採用には至らなかった。
出落ちの多い損な役回りだが、イエッサンはとっとと退場してフィールドターンを多く残すのも仕事のうちなので、パオの氷柱も耐えないほどの低すぎる耐久は始動役としては悪くなかった。
〜変更前供養〜
イエッサン♂@グランドコート
テラス:ステラ
おくびょう B4 C252 S252
135-63-76-157-115-161
ワイドフォース/シャドーボール/マジカルシャイン/アンコール
当初はステラ採用。範囲で殴るよりもテラスワイフォを連打したい場面の方が多かったので後にエスパーテラスへ。
シャドボは撃つ相手が主にサフゴしかおらず、当のサフゴには再生で粘られるので切った。環境にメタグロスが多かったら選択肢だが全然見なかった。カシラ相手にはアンコを撃っていた。
テツノカシラ@ブーストエナジー
特性:クォークチャージ
持ち物:ブーストエナジー
テラスタイプ:じめん
性格:おくびょう
努力値:H76 C252 S180
実数値:175-78-120-174-128-155
技:タキオンカッター/ワイドフォース/テラバースト/こうそくいどう
<調整>
クォークチャージ:C
S:高速移動で実数値310(ブーストツツミ抜き)
C:ワイドフォースでH244振りカイリュー、H4振りハバタクカミ、H252振り炎オーガポンがステロ込み確1
H:余り
調整はこちらの記事のものをお借りしました。
フィールドエースその1。クォークチャージのCブースト+高速移動で上から制圧していく。
テラスタイプは地面。カミやサフゴの電磁波を起点にできるほか、テラバーストがサフゴやイーユイ、ブリジュラス、そしてカシラを受けるために切ってくる鋼テラスへの打点になる。
イエッサンを突破したパオの技が氷柱落としであれば、噛み砕くは切っているものとし、テラスせずに高速移動を積んでいた。
耐久力の高さもカシラの偉い点。具体的には、地面テラス時に特化カイリューのアイススピナー+神速をいい乱数で耐える。
専用技タキオンカッターで神(カミ)を斬る。が、実際は水テラス警戒でワイフォを押していた。H252振りのハバカミがステロ込みで43.7%だが、H252想定はあくまで目安であり、実際は綺麗にワンパンできたケースがほとんどだった。
先に地面テラスを見せてしまうと、イーユイがテラバ警戒で炎以外(草、ゴーストなど)のテラスで切り返してくるのが悩ましい点。
パオ対面に関しては、ステロが撒けていればテラス前/電気/ゴースト/悪テラスに一貫して確1が取れる地面テラバでOKなのだがシーズン中はダメ計でCブースト込みにするのを忘れていたのでテラバでは落とせないと思っており、筆者は電テラ読みで無駄にワイフォを押していたことになる。アホすぎ。
〜変更前供養①〜
テツノカシラ@ブーストエナジー
テラス:エスパー
おくびょう H76 B4 C172 D4 S252
175-78-121-164-129-165
タキオンカッター/ワイドフォース/めいそう/きあいだま→みがわり
<調整>
クォークチャージ:S
S:最速スカーフウーラオス抜き
C:テラスワイドフォースでH252振りオーガポンがステロ込み確1、+1テラスワイドフォースでH252振りチョッキ赫月ガチグマ確1
ワイドフォースのリーチを伸ばしたエスパーテラス型のSブースト型。潜り始めは3ウェポン+瞑想の構成。
Sブーストの利点はやはり初速の速さであり、最速オーガポンやスカーフ水ラオスを積まずとも上から処理できるのが高速移動と違う点。
エスパーテラスの最大の強みは対チョッキガチグマ性能。瞑想から入ることで抜群大地/等倍テラスブラッドムーンを耐えてからテラスワイフォで確1を取れるので、体力があればラス1のガチグマは全対応可能。
そのほか、ヘイラッシャに対してもテラスワイフォ(ステロと残飯1回分込み)でいい乱数。瞑想を1回積めていればHDキョジオーンも同様。
弱みはまず悪の一貫。特にパオ対面はタキオンと電気テラスの択になりがち。最速スカーフイーユイも無理な1体。また、Sブーストでは同じブエナのハバカミを抜けず、上から瞑想やシャドボ、電磁波などを許すため対カミ性能は低め。対サフゴは瞑想ワイフォでゴリ押していた。
気合玉は悪タイプや鋼テラスランドに撃つ技だが、とにかく当たらない。気合玉ほど命中の低い技はエースポケモンに採用するべきではないと思っている。
身代わりはサフゴやジュラスなどの下からくる電磁波に対応できるほか、相手のテラスの様子見にも使える。また、今期大流行したこらえるイバン型イダイトウへの安定択。身代わり不採用のカシラではイバンと決め打った上でタキオンから入り、その択を通しても待っているのは2連こらえる運ゲーなため基本的にはこちらが不利。
〜変更前供養②〜
テツノカシラ@ブーストエナジー
テラス:かくとう
おくびょう H76 B4 C172 D4 S252
175-78-121-164-129-165
ワイドフォース/テラバースト/めいそう/みがわり
<調整>
クォークチャージ:S
S:最速スカーフウーラオス抜き
C:格闘テラバでH4振りイーユイがステロ込み確1
コバルオンの遺伝子を覚醒させる格闘テラバ型。瞑想身代わりの強みはそのままに、当時は意外と撃たない気がしたタキオンを切っている。
鋼テラスチョッキランドロスでカシラが止められるムーブが目立ったので主にその対策。またイーユイを始めとした悪タイプに撃てる。格闘によって悪への耐性を得るのでイーユイの悪波を起点にしやすいのが他にはない利点。そしてチオンジェンに強く出れる。
弱みは格闘テラスを切った後にカモられる側に回りやすい点。後発のブエナカミに上から抜群のムンフォが入るのがあまりにも痛すぎた。もとよりSブースト型が抱える「ブエナカミを抜けない」という弱点もあり、対カミ性能の低さを助長してしまっている。
もっとベターな型はないかとイエカシラの記事を漁っているうちに地面テラス型に辿り着く。よくよく考えたら格闘の範囲で見れるやつ、だいたい地面でいい。
Cブースト高速移動地面テラス型なら有象無象の電磁波をケアしつつスタンパに対して最も安定しそうということで最終的に今の形に落ち着いた。採用率1位のテラスタイプは伊達じゃなかった。
オオニューラ@サイコシード
特性:かるわざ
持ち物:サイコシード
テラスタイプ:ゴースト
性格:いじっぱり
努力値:H108 A252 B4 D4 S140
実数値:169-200-81-×-101-158
<調整>
S:かるわざ発動で実数値316(ブースト+竜舞ウガツホムラ抜き)
A:テラスシャドークローでHB特化ハバタクカミがステロ込み乱1(75%)、+2テラスシャドークローでH4振りカイリューがステロ込み確1
HBD:余り
フィールドエースその2。かるわざ+剣舞で全抜きを狙う。
カシラとの攻めの補完が優れている。カシラでは重い悪と鋼はオオニューラが対応でき、オオニューラでは重い毒と(フェイタル切りなので)フェアリーはカシラの餌になるというシステム。
基本的にシードオオニューラは飛行テラスアクロバットかゴーストテラスシャドークローの選択になるが、本構築ではフィールドの恩恵と対サフゴ性能を重視した後者のゴーストをシーズンを通して採用していた。
特筆すべきは圧倒的な対ハバカミ性能。サイコシード発動→かるわざ発動によってブエナカミの上を取れるので、すぐに落とすのもよし、剣舞するのもよし、甘える電磁波ケアで身代わりを置くのもよし、とカミ対面での自由度が非常に高い。
サイコシードのD上昇によって最低限の耐久力を得られるのもまた優秀で、メガネカミのムンフォも確2に抑えられる。フェアリーテラスが乗ると受からないが、ハバカミは縛られている側なのでここでテラスが切られることはない。
イエッサンへのムンフォのダメージでメガネか否かを判別。81.2%の乱1なので、ミリ耐え〜ワンパンならメガネ判定でオオニューラは剣舞から入る。ハバカミが撃ち分けできる型でもサイコショック採用は今日日いないので安心して起点にしていた。
当初は身代わりの枠がフェイタルクローの3ウェポンだったが、インファ+シャドクロの範囲で完結しているのと、カイリューの鋼テラスなどを考慮すると撃ちづらい(撃てない)場面が多かったことから身代わりにした。型変更前のカシラにも言えるが、身代わりによってイダイトウ対面で様子見ができる。フェイタルがなくて困ったのはフェアリーテラスブリジュラスくらい。
毒テラスガチクマとフェアリーテラス持久力ブリジュラスが本当に無理で、+4テラスシャドクロの急所からようやくワンチャンが見えるレベル。なのでエースとしての信頼度はカシラの方が高め。
フェイタルを切っているので平和主義な型に見えるが、シャドクロ急所で拾った試合が割と多かったので、結局運ゲーポケモンではある。そんなところが好き。
〜変更前供養〜
オオニューラ@サイコシード
テラス:ゴースト
いじっぱり H140 A252 S116
173-200-80-×-100-155
フェイタルクロー/インファイト/シャドークロー/つるぎのまい
<調整>
S:かるわざ発動で実数値310(ブーストツツミ抜き)
A:特化
H:余り
技構成については先述の通りだが、調整はあまり変更していない。
S実数値310(+1ツツミ意識)→316(+2ホムラ意識)に変更した理由は、単に晴れパのSブースト竜舞ホムラにボコられたから。本当にこれだけ。
ついでにミラー意識にもなっており、これで良かったと思っている。
コノヨザル@きあいのタスキ
特性:せいしんりょく
持ち物:きあいのタスキ
テラスタイプ:はがね
性格:ようき
努力値:A252 B4 S252
実数値:185-167-101-×-110-156
技:ふんどのこぶし/インファイト/がんせきふうじ/ステルスロック
怯まないステロ要員。というか怯まないから採用した。
イエカシラオオニューラ選出では押し切るのが難しいカイリューやタスキを持ってそうな面々に、ステロで削りを入れる。ハバカミやオーガポンへの乱数をズラすという意味でもステロの重要度は高い。
長らくこの枠はブリジュラスを使用していたが、初手のパオやイーユイに怯まされて無償突破されるケースが多すぎたため、やる気でも負けん気でもない精神力オバケを連れてきた。
問題のパオイーユイ相手には特性で怯みをカットしながら岩封→ステロで問題なく遂行でき、イエカシラオオニューラが全員不利をとる(毒テラスの)ディンルーにも一致インファイトで圧をかけられる。ガチグマやブリジュラスの削りとしても優秀。また初手に来やすいランドの威嚇が無効なのも地味に嬉しいポイント。
問題はハバカミ対面であり、挑発から入るブエナカミが非常に多かったので苦労させられた。一応ふんこぶの威力が100になればHB特化カミでもちょうど確1の火力が出るので、電磁波麻痺バグと痛み分け以外なら対面処理は可能。それでもステロを撒けなかったことが裏のカイリューやタスキのパオ/ラオス、頑丈ブリジュラス戦で響いてくるのでどっちにしろキツくなる。
挑発カミへの回答がレンタル②のメンハブリジュラスなのだが、結局怯みをケアするか挑発をケアするかの話になってくるので、正直好みの問題な気がしている。両方ケアできるポケモンも存在しなくはないだろうが、自身の火力で軸3体の負担を減らすという課題もクリアして欲しいので個人的にはコノヨザルorブリジュラスが適任。
テラスは一度も切っていない。
ここからの2体は要検討枠。解説雑になります
炎オーガポン@かまどのめん
特性:かたやぶり→おもかげやどし
持ち物:かまどのめん
テラスタイプ:ほのお
性格:いじっぱり
努力値:H156 A84 B12 D4 S252
実数値:175-166-106-×-117-162
<調整>
S:最速グライオン抜き
HB:神秘の雫ラオスの水流連打確定耐え、無振りママンボウのクイックターンを身代わりが確定耐え(非テラス時)
突貫で用意した裏エース。選出率0%その1。
ここまでで重い
・ママンボウ絡み
・ディンルー
・ゴリランダー
・その他受け回し系
に強く出ることを目指した。
ママンロンゲは軸3体が得意な相手だがグライオン入りへの対処法を確立しきれていないので、補完枠ではそこへの対策が求められる。
グライの鋼テラスと水テラスに両対応できずまもみがTODに持ち込まれるので、おそらく剣舞よりアンコの方が良い。
アシレーヌ@たべのこし
特性:うるおいボイス
持ち物:たべのこし
テラスタイプ:ほのお
性格:ずぶとい
努力値:H252 B228 S28
実数値:187-71-135-146-136-84
技:サイコノイズ/ムーンフォース/めいそう/みがわり
<調整>
S:ポリ2意識で早め
HB:できるだけ高く
顔採用。選出率0%その2。
だいぶ前に育成したポリ2ハメ型をそのまま入れた。気持ち受けループ対策だがもともと出す気はなく、オーガポンの使用感を得た後に変えるつもりでいた。
後半3体(コノヨオガポアシレ)は一応「ディンルーに見た目有利」がコンセプト。それでも出てくるので気休め程度。
レート1800までチョッキ型のアシレーヌを採用していたがこちらもしっくり来なかった上に、出した試合は全て負けていた。アシレーヌというポケモン自体がこの構築ではミスマッチな気がしている。
見せポケだからマジで語ることないです助けてください
個体紹介(レンタル②)
ブリジュラス@メンタルハーブ
特性:じきゅうりょく
持ち物:メンタルハーブ
テラスタイプ:ひこう
性格:ずぶとい
努力値:H252 B4 D252
実数値:197-99-166-145-117-105
技:てっていこうせん/でんじは/ステルスロック/ほえる
<調整>
HD:臆病ブリジュラスのメガネ流星群確定耐え
C:てっていこうせんでH252振りハバタクカミが中乱1(56.2%)
パワフらないハーブジュラス。
挑発から入ってくるハバカミへの対策としてメンハを持たせたステロ要員。アンコールにも対応。メンタルハーブっていうくらいだから怯んだ時にも発動すればよかったのに
環境ポケモンの攻撃をできる限り2耐えしたいので図太いHDの持久力採用。臆病ジュラスのメガネ流星耐えをベースにしている。
カイリュー、パオジアン、オーガポン、ブエナが発動しなかったハバカミには電磁波から入る。電磁波を入れておくと裏のイエッサンで削りを入れられるようになる。ラオスやガチグマ対面など、1回しか動かせてくれないと判断したらステロから。
ほえるは竜舞カイリュー、ブエナポケモン、バトン系などを流す。余裕がある時は基本ほえる連打。
仕事が終わったらてっていこうせんで退場。
①のコノヨザルと同様テラスは切っていない。切れない。
対戦中はこれ(画像)見ながら動きを決めていた。
パオジアン@いのちのたま
特性:わざわいのつるぎ
持ち物:いのちのたま
テラスタイプ:でんき
性格:ようき
努力値:A252 B4 S252
実数値:155-172-101-85-85-205
技:つららおとし/ふいうち/せいなるつるぎ/テラバースト
破壊神。範囲が偉い電気テラバ型。
イエカシラオオニューラが対処しづらいディンルー入りに対して積極的に選出していた。基本的に裏選出(ジュラスパオイダイトウ)での出動になるが、裏選出に留めるのが勿体無いほどのスペック。上振れればパオ1体で試合が終わることも。
水テラスを切られればこちらも電気テラスで破壊。電気テラスは鋼と麻痺への耐性を得られる、守りでも優秀なテラスタイプ。
ディンルーは怯ませて毒テラスごと破壊し、受けルの格テラクレベースも怯みで破壊したやばいポケモン。
相手のパオジアンには散々苦しめられてきたが、味方についてもちゃんと頼もしいポケモンだった。
イダイトウ♂@イバンのみ
特性:てきおうりょく
持ち物:イバンのみ
テラスタイプ:みず
性格:いじっぱり
努力値:A252 B252 S4
実数値:195-180-117-×-95-99
技:ウェーブタックル/おはかまいり/アクアジェット/こらえる
<調整>
A:打点を伸ばすため特化。アクアジェットでH4振りイーユイがステロ込み確1
HB:特化オーガポンのウッドホーン確定耐え、陽気パオジアンの不意打ち確定耐え
流行りの使いやすい魚。裏選出専用ポケモン。
対面選出しかしないパーティなので自然と入ってきた。ラス1イダイトウを通すためにいかにジュラスで荒らしてパオで圧をかけられるかが肝。
この型は自分で使う頃にはとっくに認知されていたため、こらえるイバンを掻い潜る技選択をされることが多かった。自分もしていた。ハバカミ対面での択が難しい。
ステラタイプで使いたい構成だが適応力のステラは意味をなさないのが残念。ウェブタアクジェのリーチを伸ばす水テラスで採用しているが、当然フェアリー等もアリ。
その他使っていたポケモン
陽気AS じしん/がんせきふうじ/ちょうはつ/ステルスロック
最初期のステロ要員。初手性能が高い。
岩封+ステロの遂行力や地震の火力はもちろん、挑発も偉かった。パオ対面はお祈り。
水テラスは一度だけ詰めに使った。
・ブリジュラス@オボンのみ フェアリーテラス
腕白HB アイアンヘッド/ボディプレス/でんじは/ステルスロック
持久力。
パオジアンの攻撃がほぼ2発受かる優秀なステロ撒き。怯みも2回程度なら余裕。なんなら電磁波アイヘで逆に運ゲーを仕掛ける。
ランドと両採用しており、相手によって出す方を変えていた。ランドを出した際、ジュラスの圧のおかげで水流連打があまり飛んでこなかったように思える。
相手が処理を間違えれば1匹で詰ませられるハイスペックポケモンだが、サーフゴー相手にあまりに無力なため1800帯以降は外れていった。
・ブリジュラス@レッドカード 鋼テラス
臆病CS てっていこうせん/あくのはどう/ステルスロック/ほえる
頑丈。
メンハになるまではこれ。Sブーストカシラ採用時にブエナカミに悩まされていたところの対策。ギャンブル。
ブエナを流したり強制交代先をてっこうで飛ばしたりと上手くハマれば気持ち良い。でもギャンブル。
パオジュラスイダイトウの選出をした時にカミ相手に投げてレッカで流し、ブエナを消すという動きができるのは面白い点。
・炎オーガポン@かまどのめん 炎テラス
陽気AS ツタこんぼう/くさわけ/つるぎのまい/みがわり
サイコフィールド第3エース。草分けS上昇とサイコフィールドのシナジー。
ママンボウ構築に強く、草分けを積んでアタッカー枠のパオやイーユイごと倒す。
2000達成パのオーガポンの構想はここから。
・ハバタクカミ@ジャポのみ 水テラス
臆病BSベース シャドーボール/ムーンフォース/こごえるかぜ/ちょうはつ
初手に来るパオやディンルーに強めで、挑発でアロキュウ展開をケア。こごかぜとジャポでランドを削って裏の負担を減らす。
決して弱くはなかったがカシラと同居していることで非ブエナがバレやすい点や、ステロが撒けないという点が気になり出番が減っていった。
選出
基本的にフィールドエースが通るかどうかで考える。
・コノヨザル+イエッサン+テツノカシラorオオニューラ(①)
・ブリジュラス+イエッサン+テツノカシラorオオニューラ(②)
ステロ+イエッサン+エースが基本選出。
カイリュー、パオジアン、炎オーガポンなどステロを刺したい相手が多ければステロ選出になる。
ステロ要員→イエッサンが直通で破壊されがちなのでエースの負担が大きいが、捲れるだけのスペックがあるエースなのでその点はあまり気にしていなかった。
カシラorオオニューラだが、スタンパ相手には基本的に通りの良いカシラでOK。オオニューラを出す時の明確な基準はないが、ハバカミ、イーユイ、ラティなど見た目有利な相手の比率が高ければオオニューラを出す。
ガチグマ、ブリジュラス、キョジオーンなどテラス込みでオオニューラを止められるポケモンが2体以上いる場合は出さないようにしていた。
ブリランドアシレのような並びも、ランドの威嚇とジュラスの鉄壁でオオニューラを止めてくるためカシラ選出になる。
・イエッサン+テツノカシラ+オオニューラ(①②)
エース2体なので最もパワーの出る選出。
対晴れパ、雨パ、その他統一パなどゴリ押しが通じそうなパーティには基本的にこちら。
ステロの通りが著しく悪い場合や、相手が低速多めで初手イエッサンから圧をかけていけそうな場合もこちら。
対スタンパに関してはステロの方を信用していたので諸説。
・パオジアン+イエッサン+テツノカシラ(②)
主に対受けループ。パオジアンでの崩しを目指す。ハピナスをイエッサンのアンコールでハメるルートも。
受けルはてんねんの物理受けが多いためオオニューラは出しづらい。パオニューラでの役割集中でも崩しづらそうなので3体目はカシラが優先。
受けル相手の時だけは多少のサイクル戦も辞さない。
そのほか、あまりにもパオの通りが良い場合にもたまにこの出し方をする。
・ブリジュラス+パオジアン+イダイトウ(②)
裏選出。
ディンルー入りにはパオジアンを絡めたい。カシラもオオニューラも明らかに通せないという消極的な理由でこちらを出すこともある。
ジュラス初手orパオ初手は臨機応変に。
・コノヨオガポアシレは出したことないし明らかに弱そうなので触れません
文字ばかり続いているのでオオタチを挟みます
重いポケモン・技
正直無数にいるが、特にキツいものをピックアップ。
イエカシラは天候パみたいなものなので当然重くなってくる。トリルエースの特化珠ガチグマのノマテラブラッドムーンでシードオオニューラが余裕で飛ぶのでなす術がない。トリルイダイトウはもっと無理。
トリル型も当然重いがそれ以前にミミッキュ自体がキツい。タキオンカッターはミミッキュに有利なように見えて瞑想型でないと皮込みで確1が取れず、ミミ側もテラスを切ってくるので展開を止めることができない。
・アイススピナー
イエカシラ即死トラップ。撃ち手はほぼカイリューで、稀に水ウーラオス。マイナーどころだとイダイナキバやテツノワダチ。パオジアンも事故だがほとんど氷柱落とし採用なのが救い。「氷柱の方」で安堵する数少ない構築となっております
カイリューは電気or地面テラスがアイスピを持ちがち。
・ミストフィールドハバタクカミ
やめてください。あくびと電磁波のついでに対策されてる感。
・ゴリランダー
イエッサンの方が早いのでフィールドの奪い合いで負ける。
選出画面から圧が凄いがこちらは見えている分まだなんとかなる。しかし隙あらばフィールドを塗り替えてくるので依存度の高いカシラはまず出せず、オオニューラ選出or裏選出を余儀なくされる。
見るからにイエカシラキラーだが選出とプレイングで捲れる部類ではある。不利なことには変わりないが。
当たったグラスシード持ちはサーフゴーだったりゴリラ本人だったり。オオニューラは偽装(?)の方が多かった気がする。
・ディンルー
順当に、見た目通りに重い。ふきとばしでグチャグチャにしてくる。
初手ならまだなんとかできる部類だが裏から出てくるタイプが無理。
ディンルー入りにはパオを出すと言っても上振れ前提な部分があり、サイコフィールド選出ではみんなで頑張って削るしかない。まず対策を厚くするべきは対ディンルーだと思っている。
似たようなところだとドラテブリジュラスも重い。
・チオンジェン
カシラが格闘テラスでなくなったことで重くなった1体。幸い地面テラスにしてからは当たらなかったが、こちらも要対策ポケモン。
ステロでのマルスケ潰しを前提に戦うためこちらもキツい。マルスケの行動保証から羽休めで粘ってフィールドターンを枯らされる。
・トドロクツキ
不利かどうかは状況次第だが、テラス込みだとカシラもオオニューラも突破するイメージを持ちづらい。オオニューラが+2テラスシャドクロを飛行テラス読みで撃つなどしていた。テラス択に勝った上で乱数を乗り越えなければならない。
上から壁展開を許すため基本的に苦しい戦いになる。しかもトドロクツキと同居しているパターンが多い。
やめて。
感想・反省
という名の無駄話ゾーンです。読まなくていいです。
まずはここまで読んでくれてありがとうございます。
構築記事って本来こんな長ったらしいもんじゃなかった気がするんですが、ランクやってて感じたことはいろいろ書き残しておきたかったので許してください。読みづらかったらごめんなさい。
目標に向かって本気でレート戦に没頭したのは今期が初めてなのもあり、取り組み方の反省点が多かったように思えます。
その最たるものがやはり構築です。イエカシラはS14(1月)から台頭したギミック構築ですが、S16(3月)になる頃には既に周知されており、対策されていることが多くなりました。
某強者も対戦動画で仰ってましたが、「イエカシラはやることがバレバレなのに、スタンパは構築のパワーも型の匿名性もある」のが非常にやりづらいところです。
とはいえ同じS16の記事でもイエカシラ構築のものが既に散見されるので、イエカシラという軸が弱いのではなく、僕の構築の煮詰め方がただただ下手くそだったのかなと思います。エアプ枠を2匹紹介する構築記事、なかなかない。
オーガポンとアシレーヌの使用感を無理やり得るために1700帯で浮遊していたサブロムで潜っても良かったんですが、そこまでの気力はありませんでした。メインロムの方は流石に2000保持して終わりたかったので無し。
SV対戦そもそもがそうですが、ランクを回してて改めて思ったのが「噛み合いゲーきち〜w」であり、最上位(二桁順位↑やレート2100↑)の常連さんはその「噛み合いゲー」への解決策を持てているんだろうな、と勝手に想像しています。
僕は「脱・噛み合いゲー」を理想としつつ噛み合いゲーから抜けられませんでした。スタンパを標的にするみたいなこと書きましたが、普通にスタンパにも負けるし、構築単位での課題を解決しないままなあなあで目標を達成してしまいました。実際、構築記事で(特に出してない2体のことを)どう書こうかめちゃくちゃ困りました。自分の構築力の無さを実感すると同時に、強者へのリスペクトがより高まった1ヶ月でした。
構築タイトルも神斬りイエカシラなんぞより「迷走イエカシラ」とか「噛み合いイエカシラ」の方がお似合いなんですがそれでアクセス減ったら嫌なのでやめました。
ただ軸のポケモンでとる対策をスタンパに絞った、というアプローチだけは間違っていなかったと思います。五桁順位からレート2000に至るまでスタンパというものは本当にどこにでもいるので。
かといって後悔ばかりかと言われたら全くそんなことはないです。レート2000死ぬほど嬉しいです。
僕は「レート2000」というものにずっと憧れながら、好きなポケモン対戦でムシャクシャするのが嫌でレートから逃げ続ける…というのが7年くらい続いていました。
その間周りはどんどん結果を残し、劣等感が膨らむ一方でしたが、ようやく憧れと劣等感にオサラバすることができます。
たかがゲームでしょと言われたらそれはそうなんですが、本当に夢だったんです。自分はやればできる奴だということを、自分に証明できました。
「必要なものは覚悟だけだった」ってフェルンとシュタルクも言ってる。
さて、今後のランクバトルですが、とりあえずS17(4月)は気が向いたら潜ると思います。対戦動画を見たり、ランクに潜ったりしているうちに使いたい構築が他にいくつかできたので。
でもTLのみんなとのマルチバトルも楽しいからそっちに夢中になって潜らないかも。
報酬目当ての義務ランクマしかやらなかった奴(僕)が急に頑張り始めた理由は「そろそろ伝説ルールが始まりそう」という噂が立っていたからです。
僕はメタモンが強いルールが大嫌いなので、そろそろ夢叶えないとまた遠のいてしまうだろうと。
そんなこと言ってたら本当に5月から伝説解禁のレギュGが始まるらしく、レギュF中に頑張っておいて本当に良かったなと思っています。義務ランクマはこれからも続けますが。
無駄話の熱も冷めてきたのでそろそろ終わろうかと思います。改めまして、
僕を成長させてくれた対戦相手の皆さん、
頑張ってくれたポケモンたち、
DMや通話等で応援してくれた皆さん、
2000達成ツイにいいねやおめリプをくれた皆さん、
僕を3連続でボコボコにしたカジュアルのイエカシラ使いの人、
そしてここまで読んでくれた方、
すべてに感謝を。
お疲れ様でした!!ありがとうございました!!!!
あ、終盤はバトレボBGM聴きながら対戦してました。ランクのおともにオススメです
オオタチかわよいねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜